生地を織る-Weaving fabrics-
我が社のオリジナル素材の中でもウールを中心に生地を織ってもらっている国島株式会社へ訪問
創業100年を超えるこちらの会社は、愛知県は一宮に工場を構えている
サイジングから経糸整形、そして織上げと一貫して行う機屋さんだ
チェックの生地の経糸が織機にかかった状態
1本1本手作業で織機にかけています
緯糸を飛ばして生地を織っている織機と、職人さんの確認用組織図
生地を織り上げた際に出る耳の部分の端切れ
素材別に分別をして、再度紡績を行って糸を作り直しています
小さなことですが、この積み重ねがサイクルして新たな素材になる
環境問題に対し、原料を無駄にしない国島株式会社さんの取り組みに、いつも感銘を受けています
コロナの影響で海外からの研修者が受け入れることができず
後継者問題に直面しているが現在の生地産元さんの大きな課題です
原料の高騰や原油高もあり、素材の価格を維持するのも困難な時代になってきました
安いものを多く消費するのではなく、大切に1本1織られた生地から作られた洋服と長く付き合う
それが本当のサスティナブルであり、豊かな生活なのではないかと自問自答する